はじめに
在宅勤務が増加する中、ワーケーションを考えている人も多いですよね？
とはいえ、どこで仕事するのがいいのか迷ってしまうことはありませんか？
場所について検討する際におすすめしたいのが、都心からアクセス良い群馬県です。
群馬県には大自然を満喫しながら、効率よく仕事をすることができるスペースが数多く用意されています。
また、群馬県は観光地を中心に、特にワーケーションに力を入れている地域があります。ここでは、群馬県のワーケーションの取り組みについてご紹介します。
群馬県でワーケーションをするメリット
群馬県は都道府県の魅力度ランキングで下位になる傾向があり、その魅力があまり伝わってない現状があります。
しかし、実はワーケーションに向いている利点が多い場所です。
首都圏からのアクセスの良さ
ワーケーションを行うにあたり、重視したいのが自宅とのアクセスの良さでしょう。
いくら魅力的な場所でも、あまりにも自宅と距離があると往復の時間や交通費がかかってしまいます。
その点、群馬県は電車、自家用車どちらを利用しても短時間で移動が可能です。
上越新幹線を使えば東京～高崎は約53分、そこから群馬県の各地に移動するのにもJR線やバスが整っています。
車でも関越自動車道を使えば、練馬～前橋は約1時間10分程度ですので、所要時間もあまりかかりません。
雄大な自然と美味しいグルメ
群馬県は大自然を感じることができるスポットがたくさんあります。
長時間パソコンに向かう毎日が続く在宅ワーカーに、癒しを与えてくれるのは間違いないでしょう。
また、群馬県は美味しいグルメの宝庫でもあります。
特産品のこんにゃくを使った料理のほか、うどんやパスタといった小麦料理も名物です。
また、山菜やきのこ、新鮮な野菜もたくさん採れるため、健康的でおいしい食事をすることができます。
ワーケーションで食を通して体の調子を整えることも期待できるでしょう。
日本最大級の温泉地
群馬と言えば、やはり温泉です。
特に草津温泉は湧出量日本一を誇る名湯で、全国各地から観光客がやってくる大人気スポットです。
その草津温泉も仕事の合間に少し移動するだけで楽しむことができます。
泉質の良い温泉に入り、リラックスする時間を持てば、仕事もはかどるでしょう。
群馬は温泉大国と呼ばれており、草津以外にも万座温泉や水上温泉、伊香保温泉といった個性あふれる名湯がそろっています。
仕事の合間に温泉に入ってくつろぎの時間を持つことができる、これぞワーケーションだと言えるでしょう。
群馬県のワーケーションの取り組みについて
みなかみ町「テレワークセンターMINAKAMI」
群馬県の中でもいち早くワーケーションに注目した自治体があります。それがみなかみ町です。
新型コロナの影響でワーケーションという言葉がよく聞かれるようになりましたが、みなかみ町では既に2017年からワーケーション施設を整えることに力を入れてきました。
みなかみ町にはコワーキングスペースが用意された「テレワークセンターMINAKAMI」と呼ばれる施設があります。
こちらの施設の最寄り駅である上毛高原駅までは東京駅から上越新幹線に乗り、わずか66分で到着します。
また、上毛高原駅から「テレワークセンターMINAKAMI」までは徒歩25分ですので、新幹線下車後歩いてくることも可能です。
「テレワークセンターMINAKAMI」には、ゆとりある空間でデジタル環境も整備されたワークスペースが用意されています。料金プランも様々なタイプがあるため、利用しやすいでしょう。
また、水上温泉街の宿泊施設に滞在すれば、テレワークの合間に温泉を楽しむこともできます。
水上温泉は全国的にもよく知られており、泉質の素晴らしい湯量豊富な温泉です。
みなかみ町は日本百名山の谷川岳を望む場所でもあり、登山やトレッキングなども楽しめますしスキー場もあるため、冬はウィンタースポーツも楽しめます。
みなかみ町はリモートワークに適した素晴らしい環境と自然、温泉、アクティビティが楽しめる環境の両方があり、ワーケーションに積極的に取り組んでいる自治体だと言えます。
渋川市「ワーケーション・ステイケーションの推進」
群馬の名山「赤城山」と「榛名山」に挟まれた麓にある渋川市もワーケーション推進に力を入れています。
渋川市は日本列島のほぼ真ん中にある「へその町」として知られており、風情ある石段街で有名な伊香保温泉やレジャー施設なども多く、たくさんの観光客が訪れる場所です。
渋川市ではワーケーション受入環境整備費用の補助などを推進しているため、宿泊施設がワーケーションを積極的に誘致し、Wi-Fi及び無線LANの整備が進んでいます。
特に渋川市にある伊香保温泉はワーケーションに積極的で、平日の温泉地でのワーケーション（温泉Biz）の推進に取り組んでいます。
東京駅から上越新幹線とJRを利用すれば、1時間40分ほどで渋川駅に到着することができますので、都心からのアクセス面でも非常に便利な場所だと言えます。
また、長期滞在の拡大による関係人口を作り出して地域の活性化を図るために、近場で休暇を過ごしてもらおうとする「ステイケーション」の推進も積極的に行っています。
伊香保温泉の宿泊施設が協力し、全体でこういった取り組みに参加していますので、ワーケーション利用できる宿泊施設がたくさんあります。
滞在先をいくつか変えながら、渋川の街を楽しむのも良いでしょう。
渋川市は集中して仕事に取り組める環境と温泉などでリラックスした時間を楽しめる環境、どちらもそろっているワーケーションに最適の場所だと言えます。
草津町「草津温泉湯治×テレワーク」
群馬が誇る最大の観光地「草津温泉」のある草津町でも積極的にワーケーション推進を行っています。
温泉地に長期間滞在し、療養を行うことを「湯治」と呼びますが、この「湯治」と「テレワーク」を合わせて推進しているのが草津町です。
草津町まではJR特急草津を使って上野駅から約3時間、新幹線を使っても高崎経由でも都心からはやはり3時間程度かかり、群馬県の他の観光地よりはアクセスがあまり良くないのは事実です。
そこで、草津町がおすすめしている交通手段が高速バスです。高速バスでも時間はかかるものの、電源もWi‐Fiも整っているバスの中で仕事を行うことが可能です。
また、疲れている場合は睡眠を取ることもできます。手荷物が多くても問題ありませんし、乗り換えも不要で草津でのワーケーションに高速バスはもってこいの移動手段です。
草津温泉にはWi-Fi利用も可能で、テレワーク応援プランが用意された旅館やホテルが多くあります。
全国最大の湧出量を誇る草津温泉は、泉質の良さとたっぷりのかけ流しの湯が魅力です。
疲れた体を癒すには最高の環境だと言えるでしょう。
また、草津温泉は一人でも入りやすい飲食店がたくさんあるため、食事時間も気兼ねなく1人でも地元グルメを味わうことができます。
名湯・草津温泉のある草津町は自分のオリジナルのワーケーションスタイルを送ることができる環境が整っています。
おわりに：群馬県の観光リゾートでワーケーションしよう！
都心から短時間の移動で日常から離れた場所に身を置くことができ、大自然に囲まれたリラックスした環境で仕事に集中できる環境が数多くある群馬県はワーケーションに最適の場所だと言えます。
また、仕事に疲れてもすぐに良い温泉に入れるのが、温泉大国群馬県の最大の魅力でもあります。自分なりのワーケーションスタイルを群馬県で過ごしてみてはいかがでしょうか。
